Amazon Basicゴルフボール「Core Soft」とは?
世界最大のECサイト・Amazonが自社プライベートブランド「Amazon Basic」から初めてリリースしたゴルフボールが「Core Soft(コアソフト)」です。2025年に北米で販売が開始されると同時に、海外ゴルフメディアが一斉にレビューを掲載するほど大きな話題を呼びました。

製造はカークランドシグネチャー(コストコ)やPXGのボールも手がけるSMグローバル社が担当。1ダース約2,200円(海外価格)という驚異的なコスパを武器に、低価格ボール市場に新風を吹き込んでいます。
スペック・構造
Core Softは低圧縮コアにアイオノマー(サーリン)カバーを組み合わせたシンプルな2ピース構造のディスタンス系ボールです。圧縮率は約55と非常に柔らかく、キャロウェイSuperSoftやテーラーメイドSpeedSoftと同等の超低圧縮ゾーンに位置します。白・イエローの2色展開で、側面にはパッティングのアライメント補助ラインが印字されています。
- 構造:2ピース
- カバー:アイオノマー(イオノマー)
- 圧縮率:約55(超低圧縮)
- カラー:ホワイト・イエロー
- USGA適合:あり
購入
外箱はamazon basicらしい外箱。電池でも入っていそうです。

中を開けてみると、流石にスリーブには入っていました。

アマゾンのマークがかわいいです。

実機テスト結果(海外メディア調べ)
ネタ枠のボールなので、もうこれだけで大満足なんですが、一応調べてみました。
Golf Digestがスイングロボットを使ってタイトリストPro V1・Tour Soft・Velocityと比較テストを実施しました。結果は以下の通りです。
ドライバー(平均的なスイングスピード)
- Pro V1:打ち出し角11.7°/スピン2,562rpm/キャリー219yd
- Tour Soft:11.8°/2,680rpm/218.8yd
- Velocity:12.1°/2,261rpm/220.6yd
- Amazon Core Soft:11.9°/2,203rpm/207yd
ドライバーではスピンが最も少なく、キャリーは他3モデルより10〜13yd短い結果に。低スピン設計のため、スイングスピードが速いほど距離ロスが目立ちます。
7番アイアン
- Pro V1:20.1°/5,668rpm/170.5yd
- Tour Soft:19.1°/6,601rpm/167yd
- Velocity:19.6°/6,186rpm/168.5yd
- Amazon Core Soft:20°/5,757rpm/169.5yd
7番アイアンではほぼ互角の数字を記録。低圧縮による高い打ち出し角が飛距離を補い、プレミアムボールと遜色ない結果を出しています。ミドルアイアンでは十分に戦えるボールと言えます。
コースでの評価
良い点
「アイアンショットの飛距離はプレミアムボールとほぼ同等、むしろ少し飛ぶくらい」「ドライバーの曲がりが少なくなった」「パッティングのフィーリングが柔らかくて心地よい」といった声が多く、特にスライスに悩む方や、ミドルアイアンが多いアベレージゴルファーには好評です。MyGolfSpyによるユーザー評価では、飛距離3.5星・フィーリング3.5星・コストパフォーマンスは高評価を得ています。
注意点
一方でグリーン周りのスピン性能とショット間の一貫性については複数のレビューで懸念が示されています。Golf Monthlyのテスターは「50ydのピッチショットでPro V1xと比べてスピンが約2,000rpm少ない」と報告。アプローチがグリーン上で止まりにくく、距離感のコントロールが難しくなる場面があります。また耐久性についても、ボールによって品質にばらつきがあるという指摘があり、9ホール後にカバーが傷んだケースも報告されています。
どんなゴルファーに向いているか
- ゴルフ初心者・アベレージゴルファーで、ボールをよくなくす方
- スイングスピードが遅め〜中程度(〜95mph程度)の方
- スライスが多く、直進性を重視する方
- 冬場の寒い時期に安価なボールを探している方
- とにかく1ラウンドのボールコストを下げたい方
向いていないゴルファー
- ヘッドスピードが速く(95mph以上)飛距離を最大化したい方
- アプローチでしっかりスピンをかけてグリーンに止めたい方
- 打感・フィードバックにこだわりがある上級者・競技ゴルファー
まとめ
Amazon Basic Core Softは「安さ=使えない」というイメージを覆す、コスパ重視のゴルファーにとって十分に実用的な選択肢です。ミドルアイアンでの飛距離はプレミアムボールに肉薄し、直進性の高さはスライサーにも嬉しいポイント。一方でグリーン周りのコントロール性能やボール品質のばらつきには限界もあり、スコアにシビアな方にはやや物足りない面もあります。初心者や練習用、冬のラウンド用として割り切って使うなら、これほどコストパフォーマンスに優れたボールはなかなか見つからないでしょう。

