結論:ATTAS SUNRISEは「先調子=勝手に左へ行く」「暴れて方向性が不安」という先入観を良い意味で裏切るシャフトでした。
PING TOUR BLACK(中元調子)よりも安定性はわずかに劣るものの、飛距離は明確にアップ。そして何より、プレイヤーの意図に敏感に反応してくれる“操作できる先調子”という新しい体験が得られました。
試打条件
- 比較シャフト:ATTAS SUNRISE 5S / PING TOUR 2.0 BLACK 65S
- ヘッド:PING G430 LST 9°(小ぶり・操作系)
- ヘッドスピード:約41 m/s
打ってわかった「SUNRISEの本質」
1)捕まる“のではなく”、捕まえ“られる”
一般的な先調子だと「勝手に捕まる→左が怖い」という印象が強いのに対し、SUNRISEは自分が捕まえる動きを入れると素直に返る。逆に、ただ振るだけでは過度に左へ暴れない。“走る”というより“反応する”に近い先端挙動です。
2)飛距離は明確にアップ
PING TOUR BLACKと比べて、打ち出しが高く、前へ伸びる中高弾道に。初速の乗りとスピンの最適化でキャリーが約10〜15ヤード向上した体感。棒球になりやすいBLACKの球筋が、SUNRISEでは伸びのあるドローに変化しました。
3)安定性はBLACKが僅差で上、操作性はSUNRISEが上
ブラックは「どんなスイングでも曲がりを抑える守りの安定感」。一方SUNRISEは意図(フェースターンや高低)を反映させやすい攻めのシャフト。スコアを作る日はBLACK、飛ばして勝負する日はSUNRISE——そんな使い分けがイメージしやすいです。
G430 LSTのような“小ぶり・操作系ヘッド”との相性◎
G430 LSTは重心が浅く、ヘッド挙動がインパクトに出やすい操作系。
ここにSUNRISEの「反応は速いが暴れにくい」特性がハマります。
フェースを返す・抑えるといった繊細な操作がそのまま弾道に反映されるため、持ち球を作りたいゴルファーに好相性。
なぜ「先調子なのに暴れない」のか推察
- 先端の剛性確保:先端の“過度な走り”を抑え、押し負けを減らすことでサイドスピンの暴発を防ぐ。
- 中間のしなりと復元のタイミング:切り返しでしなりを感じつつ、インパクト前に“間に合う”戻り方。結果、「意図した返し」がしやすい。
- トルクのバランス:つかまりを助けるが、ねじれの大きさを許容しすぎないチューニングで直進性を確保。
向いているゴルファー像
| タイプ | 相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 自分でフェースを操作したい人 | ◎ | 意図に対する反応が速く、再現性を作りやすい。 |
| 中元調子で方向は良いが“飛距離が物足りない”人(私) | ◎ | 打ち出しと初速が伸び、キャリーアップが狙える。 |
| 小ぶり・操作系ヘッド(G430 LST等)を使う人 | ◎ | ヘッドの意図とシャフトの反応が合致して曲げ幅を設計しやすい。 |
| “勝手に捕まる”先調子が苦手な人 | ○ | 走りより反応。左のミスを恐れにくい。 |
| 完全オートマの直進一辺倒を求める人 | △ | BLACKのような“守り”の安定感は僅差で譲る。 |
比較まとめ:PING TOUR BLACK vs ATTAS SUNRISE
| 項目 | PING TOUR BLACK(中元) | ATTAS SUNRISE(先調子系) |
|---|---|---|
| 方向性 | ◎(守りの直進性) | ○〜◎(意図に応じて安定) |
| 飛距離 | ○(棒球傾向) | ◎(中高弾道でキャリーUP) |
| 操作性 | ○(曲げ幅は小さめ) | ◎(反応が速く設計しやすい) |
| 左の怖さ | 少 | 少〜中(意図次第でコントロール可) |
| 相性の良いヘッド | 慣性大・直進系 | 小ぶり・操作系(G430 LST等) |
フィッティングのコツ
- 同ヘッド・同ロフトで比較:シャフトの“挙動差”を正しく体感。
- 長さはまず標準:45.25inch付近から。短尺は最後の微調整。
- 球高さとスピンを要チェック:打ち出し↑&スピン適正化が出ていればOK。
- 意図的なドロー/フェードを試す:シャフトの“反応の良さ”を見極める。
まとめ:先調子の“次の時代”を感じる1本
ATTAS SUNRISEは、先調子の弱点とされた「暴れ」「勝手に左」を抑え、プレイヤーの操作意図に敏感に応える新世代シャフトです。
PING TOUR BLACKの安定感を基準に、「もう一段、飛距離と球質を引き上げたい」方に強くおすすめ。特にG430 LSTなど操作系ヘッドと組み合わせると、“狙って曲げる”“狙って伸ばす”が現実的になります。
購買の後押しポイント:
・中元で安定→SUNRISEで飛距離+操作性を追加
・「先調子=左が怖い」を覆す制御感
・勝負所で使いたくなる前へ伸びるドロー弾道
「方向性9割・飛距離1割UP」を狙うならBLACK続行、「方向性7割・飛距離+操作性を大幅UP」ならSUNRISEへ。もう少し練習したらコースでも使えそうです。ドライバーの新たな楽しみが増えました。

しかし酷いカラーリングです(笑)

